特集:
2008/05/15 日記<国際コミュニケーション英語能力テスト>
国際コミュニケーション英語能力テスト
国際コミュニケーション英語能力テスト(こくさいコミュニケーション えいごのうりょくテスト、Test of English for International Communication、通称「TOEIC(トーイック)」)は、英語を母語としない者を対象とし、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験である。試験問題はアメリカ合衆国|米国の団体・ETS(Educational Testing Service;教育試験サービス)により作成され、日本では財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が年8回(1・3・5・6・7・9・10・11月)全国80都市でTOEIC公開テストを実施している。
歴史
1979年、日本経済団体連合会と通商産業省(当時)の要請に応えて 米国Educational Testing Service|ETS(:en:Educational Testing Service)(Educational Testing Service、教育試験サービス)が開発した。その原案は北岡靖男らを中心とする日本人のチームによるものであったとも言われるhttp://sp.toeic.or.jp/square/nt/mission/np.html 1979年10月4日『朝日新聞』夕刊。
概要
試験は約60ヶ国で実施され、年間延べ450万人が受験している公式ウェブページ http://www.toeic.or.jp/toeic/about/index.html (2007-02-19)の記述による。受験者の大半は日本人(150万人)と韓国人によって占められ、これら2国と一部のアジア諸国を除いた国や地域での普及度は低い。しかしながら、フランスの高等教育機関群グランゼコールのなかにはTOEICで750点以上のスコアを取ることを卒業要件として課すところが現れるなど、ヨーロッパでも徐々に浸透しつつある公式ウェブページ http://www.toeic.eu/toeic-sites/toeic-website-general-homepage/about-ets-europe/の記述による。日本においては、企業職員の採用や人事評価において用いられることもある。受験者は聞き取り (Listening) 100問と読解 (Reading) 100問の2部構成、計200問の試験を受け、各部門の合計点がスコアとして認定される。スコアは、素点による絶対評価ではなく、全受験生との相対的な成績によって算出され、10〜990点の間(各部門 5〜495点ずつ)で5点刻みで評価される。受験者数が非常に多いことから、スコアによる序列への信頼性が高い。受験方法には、個人で受験する「公開テスト (Secure Program Test; SP Test) 」と、企業や学校内で随時実施する「IPテスト(Institutional Program;団体特別受験制度)」の2つの方法がある。設問内容は主に海外や日本の外資系企業のビジネス現場を想定している。語彙や語法に関する設問には日常生活に不必要なものも含まれ、英語の母語話者でも満点を取ることは難しい。一度取得すれば終身有効の検定資格ではなく、受験の時点における実力確認の試験なので合否判定はない。また、試験問題と評価は全世界共通であり、異なる日程間でも難易度に差がないように作られており、本人の能力に変化が起きない限りスコアに変化は起きないとされている。
リニューアル
「国際コミュニケーション」と銘打っておきながら聴き取りテストに北米の発音しか聞こえないのはおかしいという批判があったが、現在では改善が見られる。日本では第122回公開テスト(2006年5月実施)を皮切りに問題の再構成が行われた。主な変更点として以下が挙げられる。*問題文の長文化。
評価
スコアの10〜990点に応じて、コミュニケーション能力のレベル(Proficiency Scale)がA, B, C, D, Eの5段階で評価される。また、スコア分布も公開され、受験者中のおおよその順位を知ることもできる。TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表は以下のとおりである。[http://www.toeic.or.jp/toeic/about/about03.html]
:
問題構成(2006年5月からの新構成)
聞き取り
このセクションは合計100問、制限時間は 45分間である(但し、稀に制限時間が変わる場合がある)。*Part 1 - 写真描写問題(Photographs) - 1枚の写真を見て、その写真について放送される適切な英文を選ぶ。4択式で合計10問。
読解
このセクションは合計100問、制限時間は75分間である。*Part 5 - 短文穴埋め問題(Incomplete Sentences) - 短文の一部が空欄になっていて、4つの選択肢の中から最も適切な語句を選ぶ。合計40問。
問題構成(2006年3月までの旧構成)
聞き取り
このセクションは合計100問で、制限時間は約45分間である。
読解
このセクションは合計100問あり、制限時間は75分間である。
LPI
TOEICそのものは上記の通り多肢選択式の試験だが、別料金にてLPI(Language Proficiency Interview)という口述試験を別途行っている。20〜25分程度の面接の中で、発音、文法、語彙、理解力などが評価される。以前は本試験で730点(Bクラス)以上を得た受験者のみ対象だったが、2005年4月1日よりこの制限はなくなった。但し、公式ページでは730点以上取得者の受験が推奨されている。評価はFSIスケールと呼ばれる各言語共通の基準により、0、0+、1、1+、…(以後4+まで。ノーマークとプラスがある)…、5の11段階でつけられる。客観性を期すため、複数の採点者によって評価される方式をとっている。評価基準は非常にハイレベルに設定されており、ネイティブでない人がレベル3以上を得ることは稀だといわれている。
TOEIC Bridge
TOEICの姉妹版として、2001年に初・中級レベルの TOEIC Bridge(トーイック・ブリッジ)が始まった。聞き取り50問、読解50問(各10〜90点)でトータルスコア20〜180点で評価される。長文の文章が短くなっているなど、問題の難易度は従来のTOEICテストよりも下げられている。従来のTOEICは、企業での英語能力測定を主な目的として開発された。そのため、問題数も200問と多く高校生や英語の初心者が受けるには適していなかった。TOEIC Bridgeはこのような人を対象として開発された。TOEIC Bridgeの利用目的は高校生の留学選抜や英語特進クラス選抜やレベルチェック、大学の英語レベルチェック等多岐に渡る。
TOEIC 1,499,000人 (前年度比 +66,000人)
TOEIC Bridge 109,200人 (前年度比 +26,000人)
TOEIC スピーキングテスト / ライティングテスト
2007年1月21日に東京・大阪・名古屋等の主要都市で初めて実施した[http://sp.toeic.or.jp/square/sw/index.html]。実施に至った背景は、従来の200問マークシートテストでは会話能力や作文能力が測れないという難点があったが、ETSが研究を重ねた結果、従来のTOEIC / TOEIC Bridgeとは別個に実施されることになった。特にプレゼンテーションや音読、e-mail作成問題や論文作成等、従来のマークシートでは測れなかった部分を補完している。企業等の今後の需要が見込まれる試験である。スコアはSpeaking・Writingテストで130〜140でTOEICテストで700〜750相当と運営委員会が考えている。TOEIC スピーキングテスト / ライティングテストはETSのComputer Based Testing|Internet-Based Testing (iBT) というシステムを介して実施される。ETS認定テスト会場のパーソナルコンピュータ|パソコンをインターネットにつなぐことでテスト問題が配信される。受験者はTOEICテスト(リスニング、リーディング)型のマークシート解答用紙で解答するのではなく、パソコン上で音声を吹き込んだり、文章を入力する方法をとっている。iBTによってさらに効率的、かつ標準化された公平な方式で受験者の解答を記録・評価し、受験後のフィードバックを行うことが可能となった。問題レベルは現在のTOEFL iBTテストに準じているが、問題形式ではWritingがTOEFL iBTと大きく異なっている。Speakingと最後の300字の論述問題は変わっていないが、短文での写真の描写問題や英文メール作成問題等実際のビジネスシーンを考えた問題構成になっている。テスト構成はスピーキングが20分、ライティングが60分で、他に説明や指示(すべて英語)などを含めると90分程度を要する。テストスコアは0点〜200点で表示される。
註
関連項目
外部リンク
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